今回は標本調査の
基本的な流れを
簡単に説明します!
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標本調査とは?
標本調査とは調査の対象となる母集団から
一部のデータを獲得し
調査を行う統計学的手法である。
獲得したデータから
母集団の状態を推定します。
サンプリングとは?
母集団の中から
一部のデータを獲得する手法のこと
でサンプリング手法を紹介しています
実際に標本調査を
行っていきます
標本調査例題
Y市の市長選挙の当選者を予想するため
選挙1週間前に有権者500人を無作為に
選んで調査を行った。
立候補者はA,B,C,Dさんであった。
電話で調査を行ったところ
A: 120人,B:200人,C:40人,D:100人,未定:40人であった。
この結果から
誰が当選するか
予想していきます
結果を視覚化してみる
データを視覚化していきます。
このままでも予想はできますが
データを並び替えて誰にどのぐらい
投票が入るのか見やすくするために
グラフを上から見たときに
降順に並び替えて
グラフのレイアウトを整えます
データを上から下に降順に並べたのと
横棒グラフに変えたことによって
大小関係が分かりやすくなり
誰が当選するのか予想しやすくなりました
未定票をすべてAさんに入れたと極端な仮説を立てても
40人程Bさんの支援者が多いのでBさん優勢といったところでしょうか?
適切なサンプル数、サンプルサイズ
適切なサンプリング抽出方法で調査が行えていた場合
Bさんが当選しそうと結果から
推定することが出来そうです。
標本調査のメリット
標本調査で
適切なサンプル数、サンプリングサイズ
サンプリング手法で調査を行うことにより
調査のコストを抑え
精度の高い結果を得ることが出来る。
精度は全数調査より下がりますが統計学的に
許容誤差5%なら1万でサンプルサイズ370人程
100万人でサンプルサイズ380人程度で十分です
100人程度のサンプルサイズなら
全数調査を選択した方がよいですが
100万人いるような政令指定都市で
全数調査はコスト的に実現不可能です。
標本調査でもサンプルサイズ380人程で
十分な精度が見込める
ということであれば
標本調査の方が良いという選択ができます。
今回の例題はN=500なので
十分なサンプルサイズを確保していると考えられますね。
標本調査のデメリット
標本調査のデメリットは
十分なサンプル数が確保できない
適切なサンプリングが行えない場合
正しい結果、精度が出ないことです
検討段階が一番大切なので
標本調査のやり方は
しっかり検討しましょう。